家づくりをする上で、重要なのが「生活動線」です。生活動線がスムーズであることは、日常生活のストレスを減らし、家族全員が快適に過ごせる鍵となります。
- 生活動線とは?
- 生活動線の種類
- 生活動線を考えるメリット
生活動線とは
生活動線とは、家の中で日常生活を送る際に、人が自然に動く経路のことです。例えば、キッチンからダイニング、リビングからトイレなど、家事や生活の中で頻繁に移動する場所のつながりを指します。この動線を意識して家を設計したり、家具を配置することで、家事が楽になったり、暮らしの質が向上します。
生活動線の種類
キッチン廻りの動線
キッチンで料理、洗い物をする際の動線となります。買い物から帰ってきてから食材をしまう
ガスコンロ、シンク、冷蔵庫の動線。料理する際はこの3点がトライアングルの形で配置されていると使いやすいです。冷蔵庫はキッチンを使ってない人も飲み物を飲んだりする時に利用するのでダイニングからの距離が近いほうがよいです。
冷蔵庫の中身をあまり見せたくない場合はキッチンの奥のほうに配置するのもありですが、使い勝手が悪くなるのであまりおすすめしません。
玄関からキッチンへの距離が近いほうが動線は良いです。玄関→パントリー→キッチンなどの裏動線はさらにおすすめです。
トイレ、洗面所廻りの動線
トイレはLDKや各居室からワンクッション離れた位置がおすすめ。音やにおい問題
洗濯機を洗面所に置くのが一般的ですが、それよりも洗濯物を干す場所が重要です。1階に干すのであれば1階に、2階で干すのであれば2階に洗濯機を置くと重い洗濯物を持っての移動が少なくなり、ストレスがなくなります。
玄関の動線
出かけるときに必要なものは玄関周りに収納できるとよいです。車や家の鍵、コートや傘などの置き場所も作ってあげるとよりスムーズです。
最近ではコロナもあり玄関周りに手洗い場を設けることも多くなってきました。
生活動線を考えるメリット
家事効率の向上
動線をしっかりと考えることで無駄のない動きが出来るようになり日々のストレスから解放されます。
家族全員が使いやすい空間になる
お互いぶつからない動線にすることで使いやすい空間が生まれます。
「パブリックゾーン」と「プライベートゾーン」が明確になる
リビングやダイニングをパブリックゾーンにし、家族や来客が使いやすい空間にする一方、寝室や書斎などはプライベートゾーンとして、動線が重ならないようにします。
さいごに
生活動線は、日々の生活の快適さを大きく左右します。動線を意識して家を設計したり、レイアウトを調整することで、家事効率が上がり、心地よい暮らしが実現します。ぜひ、今一度自宅の動線を見直して、無駄な動きを減らしてみてはいかがでしょうか?
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