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【衝撃の事実】「積水ハウス地面師詐欺事件」担当は詐欺と知ってた?

積水ハウス地面師詐欺 エンタメ

積水ハウス地面師詐欺事件とは

2017年~2018年にかけて行われた地面師詐欺。JR五反田駅前の好立地の土地を舞台に約55億円もの金額を騙し取られた事件です。

地面師詐欺と気づいていた?

この事件は、不可解な点がいくつもあります。

売りに出るはずのない土地だった

五反田駅前の約600坪という好条件の土地であったが、売りに出ない土地として有名でした。そんな土地が急に売り出しに出たとなれば、不動産のプロでなくても何か裏があるのではと疑問に思うはずです。真偽を確かめるためにしっかりと裏付け調査をするのは当たり前のことでしょう。当然「詐欺」ではないかという思いも頭をかすめるはずです。

「積水ハウス」だけでなく他のデベロッパーや不動産業者にもこの話は当然持ち掛けられました。その中の1社「野村不動産」は入念に調べ、結果詐欺だと見抜き難を逃れています。

多数の疑惑や警告があったが・・・

・東京マンション事業部は昔に本物の「海老澤さん」と過去に面識がある人間がいた。そのため、今の「偽海老澤」と本物の「海老澤さん」が違う人物であることを分かっていた。

・「野村不動産」から直接「積水ハウス」の小田氏にこれは詐欺であると警告をしている。

・本物の地主から警告として計4通もの内容証明が送られていた。にもかかわらず取引を邪魔したい業者からの怪文書と判断をする。

・本人確認時の「偽海老澤」が干支などを間違えて答えたが、スルーする。

調査対策委員会の調査では

小田氏は公正証書のみをもって、仲介役の生田を信用してしまいその結果、生田と偽海老澤の関係性など全く不明のまま信頼できるものと判断されていた。以後、何らかの疑いを差し挟まないまま売買契約を急いだ。その事は高額の土地取引をするものとしては明らかに慎重さを欠く行動であり、その過失は大きい。

また、マンション事業本部長、東京マンション事業部長、同技術次長を含む幹部らも小田氏の判断に寄りかかり、取引先の信用力を確認する発想がほとんど見られないこと、偽海老澤が本人であるかの判断も疑問があるにもかかわらず、あっさりと解消されている。

このことから、小田氏と生田の間には裏取引的なものが存在したのではないかとの疑義さえあった。(実際には証拠が出たわけではない)

との報告書が上がっている。(※一部要約)

調査委員会は、このことから「積水ハウス」は単に騙された事件ではないと強く警戒心を抱いた。

司法書士からのメール

売買契約締結後、仮登記が完了したことを司法書士が小田氏にメールで伝えたが、その文面に

「本人性を疑うならご本人だけが保有する情報・書面を提示できるかより踏み込んだ調査をする必要がございます。」

手付金14億円を支払っているにも関わらず、このような文面が送られてくるということは未だに詐欺の疑いはあったのではないか、地主本人である確証を持てずにいたことに他なりません。

ところが、東京地裁に提出された小田氏の陳述書には地主を疑っているというような記述はなかった。

阿部社長が前のめりになっていた

実際の担当が動く前に阿部社長が現地視察をし、用地獲得に前のめりになっていたそうです。そのため、担当社員や部下に何としてでも用地を獲得しろと発破をかけました。俗にいう社長案件です。前のめりになったいたことは異例の稟議書の通し方でも理解できます。

どこか途中でおかしいなと思っても、社長案件であることから上からの圧力もすごかったのでしょう。おかしいところを見ようとせず、自分の信じたい情報だけを見ていくモードになってしまっていたのではないかと考えられます。

「積水ハウス」側の事件に関わった人物たちの処分

これだけの大きな事件でしたので、社内的に担当者にはそれぞれ処分が下されます。ただそこにも不可解な点が残ります。

マンション事業本部長の三谷は責任をとって会社を去りました。詐欺を見抜けなかった法務部長の中田と、不動産部長の黒田はその職責を解かれ、その後2人は執行役員も退任して会社を去っています。黒田はずっと警告していただけに今回の処分には納得いってない事でしょう。

当時の社長・阿部は本来であれば責任をとって解任でもおかしくありません。実際に、当時の会長・和田さんも取締役会にて阿部社長の解任を求めます。ところが責任を取るべき立場である阿部社長がまさかのクーデターを起こし、和田会長の排除に踏み切ります。

和田会長はまさか自分が解任されるとは夢にも思っていなかったことでしょう。何も非のない人間が解任されるとは・・・

はる。
はる。

どこか「半沢直樹」っぽい世界です。

まとめ

実際には詐欺だと気づいていたかどうかは分かりません。ただ、阿部社長が会長に就任したため、調査委員会も解体され、報告書も隠蔽されてしまいます。真実は闇の中となってしまいました。

「積水ハウス」は過去に構造計算書偽造など、他の企業と比べても不祥事の多い会社というイメージがあります。(あくまで個人の見解です。)

はる。
はる。

信じるか信じないはあなた次第。私は闇しか感じません。

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